ユタの修行について

近年、メディア等で注目されている沖縄ユタですが、地域の人だけではなく全国から問題解決を願い、多くの人々が訪れます。

沖縄ユタは数多く存在しているように思えますが、誰でもなれるわけではありません。
神に選ばれた人しかなる事ができませんし、ユタになるのは修行が必要です。

苦しく辛い体験をし、修行を乗り越えてきたからこそ、神から授かった特別な能力を用いて人々の手助けをする事ができるのです。


◆ユタになるのは簡単ではない

ユタ修行は過酷なものだと言われています。
ユタは自分の能力に目覚める時、「カミダーリィ」という現象が起こります。

これは神様からの啓示であると言われています。
高熱が出たり、不安定な精神状態が続くなど病気としか思えないような状態が何ヶ月も続きます。

「カミダーリィ」が起こると各地の御嶽を巡る修行を積み、一人前のユタが成立します。


◆ユタの修行場所

ユタの修行場所は、御嶽(うたき)と呼ばれる場所です。
観光スポットとして紹介されている所もありますが、それ以外にも数多く存在します。

観光スポットとなっている場所以外の御嶽では、「命の保証ができない」といった看板が立っている場所もあります。

神聖な場所であり、ユタ以外が入るのは危険だと言われている場所もあるようです。ユタでも危険だと言われる場所が多く、命を落としたものもいるとの噂もあります。


◆ユタ以外でも踏み入れて良い御嶽

【琉球開闢七御嶽】
観光スポットではない場所へ訪れるのは危険があります。
しかし、琉球開闢七御嶽でしたら観光地になっており、パワースポットとしても有名なので安心して訪れる事ができます。

【斎場御嶽】
斎場御嶽は琉球開闢七御嶽の1つで世界文化遺産にも指定されている場所です。
琉球信仰の参拝の地で、敷地内には6カ所の神域があります。
観光スポットとしても有名なので、安全に聖地のパワーを感じる事ができます。

【大山貝塚】
大山貝塚はユタでも危険な霊地です。ユタの修行場だと言われています。
心霊スポットとしても有名ですが、軽い気持ちで訪れるべき場所ではありません。
「命の保証ができない」と書かれている看板がある事からも危険だという事がわかります。地元民でさえ、危険だと話します。